米子八幡神社女神・神像


平安時代(10世紀) 制作

右立膝形女神像

神功皇后とされる女帝像(横顔)

平安時代(12世紀)制作

片膝立て女神像

(『歴史人』JUl.2012NO.22)

彩色した女神像

(平安時代10世紀)制作


「米子八幡神社の神像」調査報告・長谷洋一(関西大学文学部教授)平成28年3月20日

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米子八幡神社の神像 平成28年3月20日 長谷洋二.pdf
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神像類調査報告概要

「八幡神社・神像類調査報告概要」

関西大学・長谷洋一教授

(平成24年4月)

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「八幡神社所蔵・女神像解説」

関西大学・長谷洋一教授(平成25年4月)

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神像群


米子八幡神社・神像群の文化財指定理由

 「米子八幡神社の神像」

 

 

 有形文化材指定理由(米子市教育委員会(平成28年1月27日)   

 

◆鳥取県内の神像としては、わずかに三佛寺宝物館蔵の女神坐像(鎌倉時代・三朝町指定文化財)があるのみである。八幡神社の神像は、数量としては県内最多の神像確認例として大変貴重である。

 

◆7躯の神像は、女神像4,男神像2,僧形神像1とバラエティに富み、いずれも平安時代の制作とみられ、三佛寺宝物館蔵の女神坐像を遡る古い作例として平安時代の米子市での宗教的環境を知る上で重要である。

 

◆特に女神像(NO.1)は、10世紀中頃から末頃に制作されたと見られ、鳥取・島根両県での最古の神像として高く評価できる。

 

また女神像(NO.2)も、これに次ぐ最古の作例とみられ、八幡神社の両神像は、山陰地方の神道美術を語る上で、欠かせない資料群となろう。

 

◆一括性という点でも貴重であり、今後八幡神社の歴史のみならず鳥取県の歴史を考察する上で八幡神社所蔵の神像群は、重要な位置づけができる資料と思われる。

 

 ○構造・形式・内容   木造神像:女神像4、男神像2、僧形八幡神像1

 

 ○法量           ①女神坐像  像高 52.2cm  ②女神坐像 像高 50.4cm  

                ③女神坐像  像高 33.2cm  ④女神坐像 像高 30.3cm 

                ⑤僧形神坐像 像高 34.3cm  ⑥男神坐像 像高 20.0cm

                ⑦男神坐像 像高 27.7cm

 

 ○時代・年代     平安時代中期~末期・鎌倉時代初期(10世紀中頃~12世紀後半)

 

 

 

 有形文化財指定   八幡神社 木造狛犬

 

 

 ○構造・形式・内容   頭部・胸部・前足部分を一材、胸部を一材、後部・後足部分を一材の、

                合計三材を背部でカスガイを用いてつなぎ、前足肩部に小材を当てて形

                を整え、それに尾を付ける。

                頭髪は、阿形は先端がカール状の6束の巻き毛で、吽形はバナナ状の

                東の直毛で作り分けられ、

                阿形、吽形共に雄形を表し、吽形は角を持つ。

                両像とも両足先を欠失し、吽形は尾を欠失。阿形は前足をやや前後に構

                え、顔を少し左側に向けて、大きく胸を張った動きのある姿を表し、吽形は

                顔を少し右下に向け、腰を落とした靜かな姿を表す。

                 

                現在は、素地に白色(胡粉)を見せているが、口奥に赤色、下に朱色、巻

                き毛に緑色、目に墨色、腹部に、朱色などのイロがわずかに残ることから、

                当初は、全体に彩色されたかれいな像であったことが知れる。

 

 ○法量            阿形: 高さ 60.5cm、 幅 28cm、 奥行き 66.5cm

                  吽形:  高さ 66cm、   幅 30cm、 奥行き 55.6cm

 

○時代・年代         安土・桃山時代~江戸時代初期(16世紀末~17世紀初期)